宇宙のご近所さんの不思議 太陽系を探検してみよう!

目次

宇宙への第一歩 地球からの出発

夜空を見上げてみましょう。
真っ黒な空が広がり、その中に大きさや明るさが違う星たちが輝いています。

この空の向こうに広がる宇宙とは、一体どんなところなのでしょうか?

では、探検を始めましょう!

まずはロケットに乗って、地球から出発。

地球は広大な宇宙の中でどんな場所にあるのか、そして宇宙にはどれだけの秘密が隠されているのか、一緒に探っていきましょう!

冒険の前に、少しだけクイズ!

まずは、あなたの宇宙の知識を試すクイズに挑戦!

5つの質問を頭に入れて、太陽系を探検しながら、その答えを自分の目で確かめてみましょう。

1. 水星は太陽の周りを非常に速く回っていますが、その移動速度はどのくらいでしょうか?

2. 火星の一年は地球よりもどれくらい長いでしょうか?

3. 木星の「大赤斑」とは何でしょうか?

4. 天王星はなぜ青いのでしょうか?

5. 太陽から海王星までの距離はどのくらいでしょうか?

惑星たちとの出会い

みなさん、出発の準備はできましたか?

それでは、出発進行!

地球: 私たちの住む青い惑星

みなさん、後ろを見てください。青と緑の星が見えますね。

あの美しい星が、私たちの住む「地球」です。

地球は「青い惑星」とも呼ばれ、宇宙で唯一の生命が住む星です。

この「生命が誕生する確率」は、なんと1040000分の1と言われています。

あ、念のため説明しますね。

1040000とは、10×10×10×…というように、10が4万回かけられた数です。

想像つきませんよね。私もです。

この確率、フレッド・ホイル博士という偉大な科学者が例え話にしてくれています。

曰く

「廃材置き場の上を竜巻が通り過ぎた後で、廃材からジェット機が出来上がっているのと同じような確率」

だそうです。

なんにせよ、ほぼゼロと同じということですな。

水星: 太陽に最も近い小さな旅人

太陽から遠ざかるのも良いですが、あえて太陽に最も近い「水星」に立ち寄りましょう。

水星は太陽系で最も小さな惑星で、太陽の周りをとっても早く回ることが知られています。

その速さ、なんと時速47,000キロメートル。新幹線の約160倍です。

この速さで太陽を回る水星の表面は、昼は400度、夜は-160度と、信じられない環境となっています。

地球がいかに快適な環境か、思い知りますね。

金星: 地球の双子と呼ばれる灼熱の惑星

次に向かうのは、「金星」です。

地球の双子と呼ばれるほどに姿形が似ている金星ですが、その環境はまったく異なります。

金星の表面温度は460度以上にもなり、この温度はオーブンの約2倍です。

この過酷な環境は、金星の分厚い大気により、温度が地上にこもることによって生まれています。

ある意味で、温暖化が極端に進んだ地球の姿ともいえるでしょう。

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火星: 赤くてミステリアスな探検の星

改めて地球の横を通り過ぎ、次に向かうのは「火星」です。

火星はその赤い色から「赤い惑星」として知られ、未来の移住先としても注目されています。

この赤さ、実は地面の鉄がさびている色なんです。

他にも、火星の表面にはかつて水が流れていた痕跡や、大きな渓谷、火山があります。

また、火星の一年は地球の約1.5倍と長く、季節の変化もゆっくり進みます。

火星では、古代に水が存在した可能性や生命の可能性など、ミステリアスな世界が広がっています。

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木星: 太陽系最大のガスの巨人

続いて見えてきたのは「木星」。

太陽系で最も大きな惑星で、地球の11倍のサイズを持つガスの巨人です。

木星といえばこれ、と言えるほど目立つ大きな模様は「大赤斑(だいせきはん)」といいます。

これは木星にある巨大な嵐(地球の台風のようなもの)のことで、この嵐は地球2個がすっぽり入るほどの大きさです。

この嵐は数百年以上も続いており、木星の神秘の一端を示しています。

あと、実は木星にも輪っかがあるんですよ。

薄すぎる上に、木星の明るさに邪魔されて見えませんが…

土星: 美しいリングを持つ優雅な惑星

視界に見えてきた美しいリングのある星。

ご存知の方も多いでしょう、「土星」です。

このリング、幅は約100,000キロメートルで、なんと地球3個分以上

宇宙のスケールの大きさを実感しますね…

氷と岩の粒から成るこのリングは、太陽の光を反射して美しく輝き、土星の壮大さを際立たせています。

また、地球の月のように惑星の周りを回っている星を「衛星」と呼びますが、土星には衛星が145個発見されており、衛星の数が100個を超えた初の惑星となりました。

天王星: 横倒しに回転する不思議な氷の巨人

おや、遠くにとても傾いた輪っかをもつ星が見えてきましたね。

あれは「天王星」です。

太陽系の中でも特に不思議な惑星で、回転する軸が約90度傾いているため、横倒しに回転しています。

この横倒しの理由、実はまだわかっていません。

これからの研究に期待ですね。

また、天王星はその青緑色の美しさも特徴的で、地上の大気が光を吸収してこの色を生み出しています。

海王星: 太陽系の果てにある風の惑星

最後に訪れるのは、「海王星」です。

とても綺麗な青色をしていますね。

青い星というと地球を思い浮かべる方も多いかと思いますが、実はあの青さは、地球の青とは違うものなんです。

地球の青さは、言わずも知れた海の色ですね。

一方で天王星の青さは、地上の大気が青い光を飛び散らせることで生まれているのもで、地表が海に覆われているわけではありません。

また、外から見れば綺麗な海王星ですが、地上では時速2,000キロメートルという、太陽系で最も強い風が吹き荒れています。

太陽系の果てに立つこの星からは、宇宙の広大さと常識はずれな未知の世界の面白さを感じますね。

太陽系の探検を振り返る

さて、太陽系をめぐる長旅はここまでです。

長いようで短いこの旅路でしたが、一体どれだけの距離を移動したと思いますか?

その距離、なんと45億キロメートル!これは太陽と地球の距離の30倍です。

スケールが大きすぎて想像がつきませんね。

太陽系のさまざまな惑星をめぐる中で、それぞれの惑星には独自の特徴があり、地球とはまったく違う環境や現象に触れることができました。

しかし、この旅はまだ始まったばかりです。

次は太陽系を越えて、さらに遠くの銀河へと歩みを続けてみませんか?

そこには、さらなる謎や星座たちの壮大な物語があります。

あなたの次の目的地はどこでしょうか?

さあ、さらなる宇宙の探検に出かけましょう!

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おまけ:クイズの答え

冒頭のクイズの答えを置いておきますね。

みなさんはいくつ答えを見つけられたかな?

  1. 約47,000キロメートル
  2. 約1.5倍
  3. 巨大な嵐(台風)
  4. 青い光が飛び散っているため
  5. 45億キロメートル
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この記事を書いた人

大学受験を通して学ぶことが楽しくなり、工学系の大学院で研究を通して、興味を追求することの奥深さに触れ、すべての人に「楽しく」「追求したくなる」ものを見つけてほしいと思うようになりました。

一人ひとりの「楽しい」を見つける手助けのため、世界のいろいろな面白いことを解説・実践しています!

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