今年の夏は蚊が少ないなぁと思っている方、残念ながら奴らはこれからやってきます。
実は、秋の蚊こそ注意が必要なんです!
特に、今年の夏は暑すぎて蚊があまり活発に動けなかったことが原因で、9月から10月が蚊の「トップシーズン」になるかもしれません。
暑い時期を避けて、これから涼しくなる季節に蚊が元気になる可能性があるのです。
蚊の一生と適温 – 酷暑で蚊もぐったり?
蚊がどのように生きているか、まずその一生を簡単に見てみましょう。
蚊は卵から始まり、ボウフラと呼ばれる幼虫になり、その後さなぎを経て成虫になります。
成虫になると私たちを刺して血を吸うメスの蚊が出現します。
血を吸うのはメスだけなんですね。
では、蚊が活発に活動するのはどんな気温でしょうか?
実は、蚊が元気に飛び回るのは気温が25℃から30℃のとき。
この温度は、蚊にとっての「ベストコンディション」です。
しかし、今年の夏のように35℃を超える猛暑だと、蚊もぐったりしてしまい、飛ぶことも難しくなるんです。
だから、真夏には蚊をあまり見かけなかったんですね。
しかし、9月から10月にかけて気温が下がり、ちょうど蚊が動きやすい気温になると、蚊の活動が再び盛んになります。

どうやって蚊は人を見つけるの? – 赤外線とにおいの力
蚊はどうやって私たちを見つけて刺してくるのか、不思議に思ったことはありませんか?
実は蚊には、人を探すための「スゴイ能力」があるんです。
蚊が人間を見つけるためには、二酸化炭素、におい、体温(熱)などを手がかりにします。
私たちが息をするときに出る二酸化炭素を感じ取ったり、皮膚から出る汗のにおいや体温を感知して、人間を探し当てているんです。
さらに、最近の研究では蚊が赤外線も使って人間を探していることがわかりました。
赤外線は、私たちの体から出ている目には見えない熱のことです。
下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね。

蚊はこの熱を遠くからでも感じ取って、私たちの近くに飛んでくるんです。
研究によると、蚊は人間の体から出る赤外線と他の手がかり(においや二酸化炭素)を組み合わせて、より正確にターゲットを見つけているんだとか。
だから、暗い夜でも蚊は私たちを見つけて刺すことができるのです!
蚊に刺されるとどうなる?
蚊に刺されると、まず感じるのは「かゆみ」です。
蚊が皮膚を刺すとき、血を吸いやすくするために唾液を注入します。
この唾液が体に入ることで、私たちはアレルギー反応を起こし、かゆくなってしまうんです。
また、蚊が運ぶ病気にも気をつけなければなりません。
世界中で、蚊が原因で広がる病気にはデング熱、黄熱病、ジカ熱などがあります。
特に海外旅行に行く場合は、蚊に刺されないようにしっかりと対策することが大切です。
日本では主に「ヒトスジシマカ」や「アカイエカ」と呼ばれる蚊が多く見られますが、これらの蚊が刺すと病気のリスクもあるため、注意が必要です。
どうやって蚊に刺されないようにする? – 簡単な予防方法
蚊に刺されないためには、いくつかの簡単な方法があります。
まず、ゆったりとした服を着ることがおすすめです。
体にぴったりした服だと、蚊が皮膚から出る赤外線を感知しやすくなりますが、ゆったりした服を着ることでその熱が分散し、蚊がターゲットを見つけにくくなります。

さらに、次のような対策も効果的です:
- 虫よけスプレーを使う
- 長袖や長ズボンを着る
- 窓に網戸をつけるか、窓を閉めておく
- 水たまりをなくす(蚊は水たまりに卵を産むため)
特に、蚊は湿度が高くて水たまりが多い場所を好むので、庭やベランダにある水たまりをこまめに排除することも大切です。
秋こそ蚊対策が大事!
夏が終わったからといって油断せず、秋こそ蚊に注意しなければなりません。
これからの季節は、気温が下がることで蚊が活動しやすくなります。
9月から10月の間、しっかりと蚊対策を行い、蚊に刺されないように準備しておきましょう。
虫よけスプレーやゆったりとした服装、そして水たまりをなくすなどの対策を心がけることで、蚊に刺されるリスクを減らすことができます。
今年の秋は、しっかり準備して蚊に負けないようにしましょう!
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