連日、日本を騒がせる「台風」。
今日はそんな台風についてのお話だよ。
テレビの天気予報だと、「台風⚪︎号」のように番号で呼ばれているよね。
実は、これは日本だけの呼び方で、一つ一つにちゃんと名前があるんだ。
今日は、台風がどうやってできるのか、そしてどんな名前がついているのかについて探って行こう!
台風のしくみ: どうやってできるの?
台風は必ず南から来るよね。
なぜかというと、台風ができるにはまず暖かい海が必要だからなんだ。
台風のエネルギーは海の上にある暖かい空気からくるんだよ。
Step1 暖かい海と空気の関係
赤道の近くの方が、太陽が海を暖めて海水がどんどん熱くなるよね。
すると、この海水が蒸発して、暖かい空気がたまっていく。
そして、暖かい空気は軽くなるから、空の上に向かってぐんぐん上昇していくんだ。
Step2 雲が集まる
空気が上昇すると、海の上からどんどん水蒸気が蒸発して、その水蒸気が空の上で冷えて雲になるんだ。
この雲がどんどん集まって、大きな雲の塊になると、いよいよ台風ができ始めるんだよ。
Step3 風が渦を巻く
そして、空気が上昇することで、まわりの空気がぐるぐると渦を巻きながら台風の中心に向かって集まってくる。
これがまるで巨大な洗濯機の中で水が渦を巻いているように見えるから、とても面白いよね!
この渦がどんどん大きくなると、強い台風が生まれるんだ。
この渦の中心での風速がいくつ以上だと台風、というようにきまりがあるんだ。

ハリケーン?サイクロン?国によって名前が違う理由
実は、台風は日本での呼び方なんだけど、世界のいろんな国では別の名前で呼ばれているんだよ。
- アメリカでは、「ハリケーン」って呼ばれているよ。ハリケーンは主に大西洋やカリブ海で発生するんだ。
- インド洋やアフリカの近くでは、「サイクロン」っていうんだ。日本とは少し違う場所で発生するけれど、しくみは同じなんだよ。

台風とハリケーンでは基準になる風速が違っていたりしていて、台風とハリケーンとサイクロンはまったく同じではないのも重要なポイントだよ。
台風の命名方法
次に、台風にはどうやって名前がつけられているのかを紹介するね。
実は、台風の名前は日本だけが決めているわけじゃないんだ。
台風委員会に所属する国々が協力して、名前のリストを作っているんだよ。
委員会には14か国が所属していて、各国が10個名前を出して、140個の名前をリストにしているんだ。
発生した順に上から名前をつけて、140個まで名前が使われたらまた一つ目に戻る、という命名法なんだよ。
台風の名前は、人の名前や動物、空や嵐に関連する言葉が使われていることが多いんだよ。
たとえば、「ラン」という台風の名前はアメリカがつけたもので、「嵐」という意味なんだ。
他にも、「ハト」や「ライオン」など、動物や自然にちなんだ名前だったり、「バビンカ」という「プリン」という意味の言葉も登録されているんだ。
日本が提案した名前は…?
日本が提案した名前は、「コイヌ・ヤギ・ウサギ・カジキ・カンムリ・クジラ・コグマ・コンパス・トカゲ・ヤマネコ」の10個。
「星座名」に由来する名前だね。
これらの名前が選ばれたのは、自然の事物であって比較的利害関係が生じにくく、天空に大気現象である台風のイメージ上の関連があり、人々に親しまれていることが大きな理由なんだ。
まとめ: 台風の不思議を楽しもう!
今日は台風がどうやってできるのか、そしてその名前のつけ方や、世界での呼び方について学んだ。
台風はとても強力な自然現象だけど、そのしくみを知ると、もっと興味深く感じられるはずだよ。
次に台風が来るときは、ニュースを見て「この台風の名前はどうやってつけられたんだろう?」とか「どこで発生したんだろう?」と考えてみると、より楽しく天気を学べるかも!
みんなも気象予報士になった気持ちで、台風に詳しくなってみよう!
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